ケリ(№397)

 田植えシーズンが近づくと、水田地帯で「ケリッ、ケリッ」「キリッ、キリッ」あるいは「ケケッ」などとけたたましく鳴く鳥を見ることがあります。これは、チドリ目チドリ科タゲリ属のケリです。
 全長34cm程度、くちばしは黄色で先端が黒、長く黄色い脚の鳥です。頭から胸は灰青色、体の上面は灰褐色下面は白、翼の先端は黒く基部は白と灰褐色と複雑な色をしています。この鳥は気性が荒く、繁殖期にはカラス、犬、人間などに大きな声で鳴きながら威嚇飛翔します。飛ぶ際には白い部分が目立ち派手に見えますが、水田等の地上部に降りたときは完全な保護色で忽然と姿を消してしまいます。東北から関西地方の水田や草地の地上に営巣します。雛鳥は孵化後すぐに巣を離れ自分で餌を摂るようですが、非常に無防備な環境で子育てするため、雛の死亡率はかなり高く、水田、草地の減少もあって生息数は減少しているようです。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲地上に降りたケリ
▲飛翔中のケリ

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