フユイチゴ(№388)

 1月の里山で唯一口に出来る果実といえばフユイチゴになります。フユイチゴは山道沿いの法面や林縁に普通に見られるバラ科、イチゴ属の常緑匍匐性小低木です。開花は9~10月頃、白色で5~10個の小花を穂状に付け、11~1月に果実が熟し艶のある赤い果実が見られます。フユに熟すところからフユイチゴと呼ばれるようで、生食の他果実酒やジャムに利用できます。
 全体に円く、浅く3~5裂した葉は互生し、葉縁に細かい鋸歯があります。関東以西、九州まで分布し、山形県では絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。
 「和漢三才図絵」(1713)には『果実は甘く、酸、五臓を安んじ精気を益し、志を強くし、力を倍す。久しく服すれば身を軽くし老いず。』とあり滋養強壮、老化防止の薬効があるようです。

(*写真をクリックすると拡大写真が見られます)

▲フユイチゴ
▲フユイチゴの果実


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