ヤサイゾウムシ(№30)

 ビニールハウスの中を整理していると、エディブルフラワーの残苗の中心部がなにかに食害されています。芯の部分をかき分けると中から脚の無いウジムシ型の幼虫が出てきました。これは、ヤサイゾウムシの幼虫です。ヤサイゾウムシは10月から成虫が現れ、他の多くの昆虫が休眠している冬の時期に増殖します。ハクサイ、ダイコン、ニンジンなど26科の野菜の害虫として知られていますが、多くの花苗も食害します。ブラジル原産、アメリカ経由で日本に侵入した外来昆虫で、雌だけで増殖(単為生殖)し、雄は見られません。
 この害虫も、雄の出番は無いようです。
(*写真をクリックすると拡大されます)
◀ヤサイゾウムシ幼虫


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