ホソヒラタアブ(№34)

 昆虫の中で寒さに強いのはこのアブでしょう。春、わずかな陽の光の下で、花を訪ね、蜜をなめています。
 アブはハチと違って、翅が2枚しかありません。また、吸蜜も、花の上に止まった姿勢で行います。決してハチのように花の中にもぐりこんで吸蜜しません。また、アブの仲間は、自分の活動エネルギーとして必要な分だけ吸蜜し、子育てには使いません。
 アブの外見はハチに似て黄色と黒の縞模様をしていますが、ハチのように刺す針を持っていません。でも、ハチの印象が強く、手でつかもうという気は起こりませんね。このようにして敵から身を守っているのです。このような身の守り方も擬態の一つです。
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◀ホソヒラタアブ


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