ジャカランダ(№372)

 6月下旬になると日本では見慣れない青紫色の澄んだ花をいっぱいつけた高木が見られることがあります。ジャカランダといい南米原産の花木です。
 ジャカランダはノウゼンカズラ科ジャカランダ属で15mぐらいになる高木です。南半球の桜、キリモドキ、紫の桜、紫雲木などの別名もあります。原産地の
南米では常緑ですが、日本では落葉し、花が展葉と同時ぐらいに見られるため桜と呼ばれるようです。世界の3大花木(カエンボク、ホウオウボク、ジャカランダ)の一つに数えられています。日本では宮崎県日南市南郷町に約1000本が植栽されています。
 花は房状に咲き、1房50~90花が咲き非常に豪華です。この花は雄しべ5本、雌しべ1本ですが、5本のおしべの内1本は先端に葯をつけず、花糸に細毛をはやしており一見雌しべのように見えます。しかし、落花を見ると、落ちた花に4本の雄しべと1本の細毛をはやした雄しべが見られます。雌しべは胚珠とともに木に残っています。この細毛をはやした雄しべ1本の役割は何なんでしょうか。ジャカランダの花を訪ねる昆虫たちの行動を観察すれば何かわかるかもしれませんね。
▲開花中のジャカランダ
▲ジャカランダの花(左上には雌しべと胚珠が枝に残っている。花弁を裂くと中心に細毛をはやした雄しべが見られる。)


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