イチモンジセセリ(№88)

 晩夏から初秋にかけて、多くの花に吸蜜に来る茶褐色の、一見ガのようなチョウを多く見かけるようになります。
 分類上はチョウ目セセリチョウ科で、この仲間は胴が太く翅の色も地味なものが多いチョウです。
 イチモンジセセリは南方系のチョウで、春には少ないが夏から秋にかけて個体数を増やし、同時に北の方へと分布を広げます。9月には集団で移動するのが見られることがありますがどこへ行くのでしょうか?
 イネ科植物を食べますが、稲を加害する場合には害虫のイネツトムシと呼ばれます。

▲イチモンジセセリ成虫
▲稲の被害(イネツトムシ)


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