2017年8月(August)

 8月になりました。暦の上では8月7日は立秋ですが、この酷暑では実感できませんね。調べると、24節気が作られたのは黄河中流域で、日本よりは暑さのピークが早いそうです。この日から「暑中見舞い」は「残暑見舞い」に変わります。
クロサンドラ(キツネノマゴ科)
アフリカ、インド、マダガスカル、スリランカ原産。寒さに弱い熱帯性の花木で、コエビソウと同様に花のつく穂が苞(ほう)に覆われています。 花色は主に橙色か黄色で、花径は3-5cm、草丈は15-80cm。葉は光沢のある濃い緑です。おしべの形が房飾りのようでギリシャ語のKrossos(房飾り)とaner)からこの名が付きました。別名ヘリトリオシベ・ジョウゴバナ・クロッサンドラ。写真は「かがり火」で炎のような色の大輪の花を開きます。
 アルテルナンテラ(ヒユ科)
熱帯~亜熱帯アメリカ原産。葉色が赤、桃、黄、橙、紫などカラフルでカラーリーフプランツとして利用されます。色彩・大きさ・形状がさまざまで、ほふく性のものから、こんもりと茂るもの、木立ち性になるもの、アクアプランツとして、熱帯魚の水槽で観賞する種類もあります。和名はアカバセンニチコウですが、センニチコウの仲間ではありません。暑さにも多湿にも強いですが、寒さは苦手です。写真は「レッドフラッシュ」で鮮かな赤紫色の葉に白いポンポン状の花を咲かせます。
ニューギニア・インパチェンス(ツリフネソウ科)
アフリカホウセンカ(通称インパチェンス)の仲間で、ニューギニアの高冷地に自生する原種をもとに育成された園芸品種グループです。インパチェンスと比べて、株、葉、花ともに大きく、生育おう盛で、エキゾチックな印象です。豊富な花色に加え、葉にも黄色の中斑が入る品種があるなど多彩です。やや日陰で湿り気のある環境を好みます。鉢花として出回ることが多かったのですが、写真の「ガーデンニューギニアインパチェンス」のように、直射日光に強く庭植えで楽しめるタイプもあります
ニチニチソウ(ビンカ)(キョウチクトウ科)
マダガスカル~インド原産で自生地では低木状になります。日本では寒さで枯れることが多いので一年草として扱います。種々のアルカロイドを含み、薬用植物としても知られています。花びらは根元が筒状で先が5つに裂けています。花は短命で3~5日しか保ちませんが、毎日新しい花を咲かせるので、ニチニチソウ(日々草)の名前があります。以前はビンカ属に分類されていたので今でもビンカと呼ばれることもあります。写真は「桃のときめき」でピンクに白い模様が可愛いです。
ハゲイトウ(ヒユ科)
熱帯アジア原産の一年草。ケイトウが花を観賞するのに対し葉を観賞するので、この名前です。ハゲイトウとケイトウは近縁ですが異なる属です。日本には中国経由で古くに入ってきました。枕草子に「かまつか」の名前で出てくる植物は、ハゲイトウの古名とされています。今はバラ科の別の植物をカマツカといいます。中国では、雁が渡ってくる秋が見頃なので「雁来紅」と呼びます。写真は「アーリースプレンダー」で銅葉と鮮やかな紅色の葉がとても鮮やかです。
  ペンタス(アカネ科)
熱帯アフリカ、マダガスカル原産。開花期は初夏~秋(一定以上の気温があれば一年を通して開花)の寒さに弱い多年草です。(一年草として扱われることもあります。)先端がふくらんで5つに裂けた星のような形の小花が半球状に咲きます。暑さに強くて盛夏にも休まず花を咲かせます。花びらが5つに裂けるのでペンタ(ギリシャ語で5)からこの名が付きました。英名はEgyptian star cluster(エジプトの星の群れ)です。サンタンカに花姿が似ていて草花なのでクササンタンカとも呼ばれます。
緑を守る人      
 8月になりました。
早朝から暑くて、この時期はガーデニングは趣味というより義務になってしまいます。
しかもこんな時ほど、草はいっぱい生え、植物たちは多くの水を欲しがるので、普段よりもずっと手がかかります。(自動潅水がありがたいです。)
先日京都に行く機会があり、その近くにある仙洞御所に行ってきました。
(桂離宮・修学院離宮・仙洞御所などは、最近は拝観の予約が取りやすくなってきました。)
仙洞御所は回遊式庭園となっていて、北池と南池をぐるっと散策しながら風景を楽しみます。
暑い中でしたが、モミジが青々と木陰を作り、橋の上にある藤棚はびっしりと葉を繁らせていました。紅葉の季節・藤の季節ならどんなに美しい事でしょう。
とても雅びな世界です。
水辺にいるサギたちも、ゆったりと上品に見えます。
大きな松は、まるで盆栽のように、くねくねとした枝ぶりに整えられ、苔はこの暑さの中をしっとり・ふんわりと地表を覆っています。
広い敷地内は雑草も、落ちた葉や小枝も見当たりません。
この広い庭園をこれほどに維持するのには、どんなに多くの手がかかっているかと、想像してしまいました。
丁寧に手入れをしないと、予想しない植物が増殖し、繊細な植物たちは淘汰され、たちまちこの風情はなくなってしまいそうです。
どんな風景を目指すのかにもよりますが、植物を楽しむ暮らしは、やはり人が手をかける必要があります。
随分前ですが、「もし、人類が滅亡したら」というシミュレーションを見たことがあります。ビルが植物でおおわれ、廃墟になっていく様子は、衝撃的でした。
私たちが、自然が豊かな泉北ニュータウンで、自然に心癒される生活は、「自然」に得られるものではなく、多くの緑を守る人の労力のおかげなのでしょうね。
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