2019年2月(February)

2月になりました。厳しい寒さですが、暦の上では2月4日は立春です。「八十八夜」「二百十日」など農耕作業の雑節はこの日から起算されます。小さな春の兆しを探しながら、厳しい季節を乗り切りたいものですね。
ボケ(バラ科)
中国原産の落葉低木で、日本へは平安時代以前に渡来し、春の花木として親しまれています。早春に赤、白、ピンク、オレンジのウメに似た丸い花を咲かせます。小枝が鋭い棘になるものもあります。だ円形の果実は枝の細さの割には大きく、夏頃に熟して黄色くなりますが、香りがよく、果実酒やジャムとして楽しむことができます。また実は疲労回復や痙攣を沈める作用、利尿効果があるとされ、木瓜実(モッカジツ)という名で漢方薬として使われています。現代の中国では「木瓜」と書くとパパイヤを指します。
ツルウメモドキ(ニシキギ科)
日本、サハリン~中国原産の落葉性のつる性低木。日本全土に分布します。葉や若芽の形がウメに似ていることから、この名がつきました。5~6月に葉の脇に小さな淡緑色の花をつけ、花の後の実が秋に黄色く熟し、その後果皮が3つに裂けると赤い仮種皮が現れます。耐寒性が強く、ツル性で成長が早く、枝や実が美しいので、フラワーアレンジメントや庭木などで使われます。雌雄異株なので、赤い実を楽しみたいなら雌株を、果実を沢山つけたいなら雄株と雌株を近い場所に植えるといいです。
ヒメリュウキンカ(キンポウゲ科)
イギリス、ヨーロッパ大陸原産。山地の湿った草原や湖沼畔に生えます。強健な性質と美しい花を持つことから世界に広がり、多くの地域で帰化植物として定着しています。北アメリカでは広い地域で野生化しており、侵略的外来種として幾つかの州での栽培が禁止されています。葉は暗緑色のハート形、春になると花茎を伸ばして表面に光沢のある3~4cmの黄色い艶やかな花を次々と咲かせます。花弁のように見えるのは咢です。基本種の花色は黄色ですが花色や大きさの違う多くの品種が存在します。
レウィシア(スベリヒユ科)
原産地は米国オレゴン州~カリフォルニア州の山地です葉は肉厚で細長い舌状で艶がありロゼット状になっています。葉の長さは10~15cmほどで茎の根元から花茎を10~30cmほど伸ばし、よく枝分かれして先に多くの花が咲きます。  花色はピンク、オレンジ色、黄色、白とのストライプ柄もあります。原種は高山の岩場などに自生し、乾燥には強くても高温多湿に弱いのですが、写真のエリーゼミックスは従来種と違い耐暑性があり、四季咲き性なので光沢のあるカラフルな花が長期間楽しめます。
  ラナンキュラス(キンポウゲ科)
ヨーロッパ~中東原産の球根植物です。早春の鉢花として出回り、紙のように薄い花びらが幾重にも重なった姿が美しいです。名前はラテン語でカエルを意味する「ラナ」に由来します。多くがカエルが住むような湿地に自生するからです。別名ハナキンポウゲ。世界中に500種以上ありますが、園芸で出回っているのはラナンキュラス・アシアティクスの改良品種です。花色は赤、ピンク、オレンジ、白、黄色など豊富で、大輪種では直径15cmにもなります。写真はバイカラーのもので縁が赤紫で中が白色です。
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土のない栽培  
 厳しい寒さが続きますが、風のない穏やかな日に公園を歩くと、小さな春の兆しが見つかります。
ロウバイは黄色い艶々した花をつけ、ユキヤナギも枝先に数個だけ小さな花を開いています。
台風で被害を受けた桜並木も、花芽を膨らませています。
もう切断された木や、根こそぎ倒れている木さえ、枝先に芽をつけています。
自然は逞しいです。
私は、先日知り合いのご主人に「水耕栽培」のブログを見せて頂きました。
ご自宅の庭の一部にシンプルな装置で、自然光、常温で栽培されています。
様々な試行錯誤をされて、緻密な改良・工夫の結果、趣味の水耕栽培とは思えない程、実に多くの収穫ができるそうです。
私は、エコ・ワークを少し離れた立場からずっと見ていて、スタッフの土へのこだわり、土の奥深い不思議さ、大切さをずっと感じてきました。
土は、植物を支えるだけではありません。
ちょうどいい保水性、通気性を保ち、様々な微生物たちが協力し合って、絶妙の環境を作り出すのです。
「子どもの心を育む土壌」「日本文化の土壌」という表現があるように、「土」は基本で、必要不可欠な物の象徴です。
その土がなくても、ちゃんと多くの収穫ができるのです。
私には、ある意味カルチャーショックでした。
植物たちが求めている物を、適切な状態で与えることができれば、土は無くても植物たちは健やかに育つのですね。
興味が出てきたので、調べてみました。
古くからあるヒヤシンスの水栽培、数億円もかけた植物生産工場、休耕田に発泡スチロールを浮かせた物、ミストをかける方法、おしゃれなインテリアになる物、魚の水槽と組み合わせた物など、本当に様々です。
工夫すれば自分がしたい規模や方法でできて、収穫まで楽しめるというのは、とても素敵です。
今まで土いじりをしてこなかった人も、リタイアした人も、趣味としての水耕栽培、楽しそうですね。
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