2019年3月(March)

3月になりました。七十二候によると、3月4日は草木萌動(そうもくきざしうごく)で、草木が芽を吹き始める日とされています。枯れ色の山野が少しずつ緑色に染まり、眠っていた自然が目を覚ましてくる時です。花いっぱいの春はもうすぐです。

ネメシア(ゴマノハグサ科)
南アフリカ原産。毎年花を咲かせる多年草と一年で枯れる一年草があります。写真は一年草の「マスカレード」で「仮面舞踏会」の意味です。花びらの上部が細くつり上がったような仮面舞踏会のマスクを思わせる、珍しい花形をしています。別名「シューティングスター」で、尾を引く流れ星のようです。花色は白と黄色で、ココナッツのような香りがします。花期は4~11月と長く、草丈は20~30cmです。
ステラ(バコパ)(ゴマノハグサ科)
アフリカ、カナリア諸島原産の多年草です。ステラともバコパとも呼ばれますが、旧属名がバコパで現在の属名がステラだからです。茎は立ち上がらずに地面に這うように伸びます。開花期間が長く、春~秋に白やピンク、紫色、ブルーの小花を咲かせ続けます。1990年頃から一気に人気が出ました。一般の花は5mm程なのですが、写真はガリバーバイオレットと呼ばれる1.5~2.5cmほどの大輪種で、春・秋には一面花でいっぱいになり、とても華やかです。
  カレンデュラ(キク科)
南ヨーロッパ原産。写真のオフィシナリス種が最も多く栽培されています。ラテン語のカレンダエ(朔日、カレンダーの語源)に由来します。別名キンセンカ、ポット・マリーゴールド。開花期は3~6月で、品種が多く、草丈や花の大きさ、花弁数もさまざまです。強く育てやすいので広く利用され、冬の彩りとして重宝されています。オフィシナリスは「薬用の」という意味で、ヨーロッパでは昔から民間薬として利用され、特に殺菌作用に優れています。
クリスマスローズ(ヘレボルス)(キンポウゲ科)
欧州原産。花の少ない時期から、うつ向きに花を開きます。無茎種(茎がなく、根茎から葉柄と花柄が別々に伸びる)の原種を交雑させてできた園芸種です。 「ヘレボルス・ニゲル」がクリスマスの頃に咲くのでクリスマスローズの名が付きました。 別名ガーデン・ハイブリッド、レンテンローズ。花は中心部の小さい部分で、美しく見えるのは萼片です。 花言葉には中傷・誹謗・中毒・発狂など毒々しいものもあります。実は毒草です。
  キブサスイセン(ヒガンバナ科)
別名フサザキスイセン、グランドソレドール。地中海沿岸原産のスイセンで、大正時代に日本に渡来してきたといわれています。ニホンズイセンより少し遅れて咲きだします。二ホンスイセンに似ていますが、花びらが黄色、中央の丸い部分が橙色で、よりくっきりした感じです。ニホンスイセンと同様に毒性が有ります。似たものにキズイセンというのもありますが、これは非常に葉が細いです。
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        夢見月  
 寒さの厳しい日もありますが、時には春を予感させるような、しっとりと穏やかな空気が漂い、明るい日差しの日もあります。
先日、我が家の庭でフキノトウが芽を出し、少量だったのでパスタにしました。ほろ苦い早春の味です。
梅林では、様々な種類の梅が咲いています。
一人で見ている人、ゆっくり歩く高齢のご夫婦、子供連れの家族、カメラでじっくりと写真を撮る人、車椅子の高齢の人達のグループなど、様々な人がそれぞれの楽しみ方をしています。
そして、みんなとてもいい表情で梅を見上げています。
旧歴の三月は、「夢見月」とも呼ばれます。
私はこの名前が、とても好きです。
元々は、桜のことを「夢見草」ともいうので、桜の季節の旧暦三月を「夢見月」とも呼ぶようになったそうです。
言葉の意味する本来の時期と今の三月は少しずれているかもしれません。
でも、三月は卒業などの区切りの時、「新しい始まりを夢見る月」と思うと、やはりこの季節にぴったりな気がします。
寒くて辛かった朝も、重いコートも、どんよりした空も、なんとなくマンネリ化してしまった生活も、全部一区切りです。
もうすぐ、木々が芽吹き、新しい花が咲き始めて、春風の吹く、新しい生活、新しい出会いの季節が始まります。
そんな予感や兆しを日々感じるこの季節は、ワクワクと素敵な夢をいっぱい見れそうです。
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