未来の庭のために出来ること(No.27)


2018年10月26日

Uです。

近年、何かと注目を浴びている「終活」
生前に、葬儀の段取りや身辺整理、墓終いをする事によって、
自分の亡くなった後、身内の方や、周りの方の負担を軽減する・・・といったものですが、

造園業の立場から見ると、それはご自宅の庭にも当てはまるものと思っています。

お庭の管理は、年齢と共に自分でできる範囲が少なくなってきます。
そこで終活の一環として見た場合、生垣をフェンスに代えたり、雑草の良く生える場所をレンガの園路にしたり、草の生えない土を敷くことで管理しやすくする。

さらに、要らない樹木を伐採したり、思い入れのある植木を子供や知人の家の庭に移植する。この様に木を減らす事で、庭の風通しを良くし、年齢と共に管理しやすい庭に変えていく

「庭仕舞い」(にわじまい)というとりくみをもっと浸透させていきたいと考えています。

当社に剪定や除草など庭の管理のご依頼をされる方の多くは、ご高齢です。
自分達で出来ない分、私たちの様な造園業者に頼まざるを得ないのが実情です。

お庭を手入れする費用は、決して安いものではありません。
それは庭の広さや木の数によって比例して増えていきます。

従って、徐々に維持管理しやすい庭に移行していく事も終活の一つだとも言えます。

終活する中で「庭仕舞い」のウエイトを少しだけ増やしてみてはいかがでしょうか。

 


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