大阪府北部地震(No.17)


2018年6月22日

Sです。

6月18日午前7時58分に大阪府北部(大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市)で最大震度6弱の地震が発生しました!
私は吹田市の個人邸に潅水設備の補修工事に車で走っているときでした。ちょうど吹田大橋を渡りおえるぐらいにハンドルが急にぶれ車が縦に揺れました。すぐには地震と思わずタイヤがパンクしたかと勘違いするほどでしたが、橋が大きく揺れだしスマホの緊急地震速報がけたたましく鳴り出し地震と気づきパニくってしまいました。

                                       6月18日産経新聞夕刊より

 

しばらく走ったところのコンビニに車を停め自宅(交野市)に電話!しかし「電話がかかりにくい地域です」の音声が流れるばかりでつながらず、「何かあったのでは・・」とさらに緊張が増しました!(その後ラインで家族の無事が確認できました。)
とりあえず連絡がつながらないお客様のところに向かおうと車を走らせていると、道中通勤通学に向かう人たちが一様に不安な表情で携帯を見ながら歩く姿が目につきました。沿線の電車も停車したままで動く気配がないのも印象的でした!

お客様のところも大分揺れたようでしたが、何とか作業も行うことができ無事に終了し、お互い気を付けましょうねとお客様と挨拶を交わして吹田を後にしました。
そのころには全ての鉄道は完全運休。高速道路も入れないので幹線道路は渋滞し、電車に乗れない大勢の人が幹線道路の横をぞろぞろと歩いて通勤通学に向かっていました。

わが家の被害状況は、壁にかかっていた額が落ちてガラスが割れた程度でしたが、家族の恐怖感は相当あったようで、枚方市に住んでいる長女は、4月に長男を出産したところで、次に地震がきたときに赤ん坊を抱えて逃げることを考えていると恐怖がつのってきたそうです。
妻が娘と孫を実家に呼び寄せ家族一緒に過ごしてくれ、心細さが少しやわらいだようです。

今回の地震では高槻市で小学4年の女の子がブロック塀の下敷きになって亡くなるという痛ましい事故もあり、死者5名、負傷者400名を超える被害状況です。水道・ガスが使用できなくなって復旧待ちのところもあり、避難所生活を余儀なくされている方も大勢います。
大阪でこれだけ大きな地震は初めてでしたが、都市機能を完全に麻痺させる結果となり、鉄道が復旧するめどがたたないため帰宅困難者で、地震のあった日の夕方から夜にかけては、主要な駅が人であふれかえりました。

          6月18日産経新聞夕刊より

まだまだ余震も続く中、不安な日々が続きます・・。どうか早く収束してほしいと誰もが願っているところです。

地震の翌日のニュースで、災害ボランティアの活動を紹介していました。
団地に暮らすご夫婦が被災し、障害のあるご主人のこともあり片づけができなくて困っていた奥さんが、学生ボランティアに手伝ってもらっている映像でした。一生懸命階段を上り下りする学生に奥さんが感謝し喜んでいる場面に思わず目頭が熱くなりました。

今回私自身も震度5強を体験し恐ろしい思いをしましたが、もっともっとつらい思いや、不安にかられている人が大勢います。その人たちに寄り添えるよう、支えられるよう努力したいと強く思います!


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