ポップアップスプリンクラー(No.16)


2018年5月18日

Sです。

先日北大阪に新しくできた工場敷地内に張られた芝生にポップアップスプリンクラーを設置し、設定した時間になると自動で地面からノズルが立ち上がって散水できるようにしました。

外溝工事がすべて終わってからの工事だったため、渡り配管が必要なところは別ブロックとなり、更に各ブロックの芝生には、水のかけむらが出ないように芝生の面積に合わせて散水半径の異なるスプリンクラーを水量計算したうえで、11カ所の各ブロックの芝生に合計43基のポップアップスプリンクラーを埋め込みました。
またそれぞれのブロックの水源付近には、自動で水が出るよう電磁弁一体型コントローラーを設置。そして設置した電磁弁からスプリンクラーに送水するための配管を芝生の下に埋設していくといった結構手間のかかる作業を進めていきました!

 

特に気を付けたところは、
①風の影響など、どうしても水のかけむらが出るが、少しでも影響の少ない位置にスプリンクラーを設置すること!
②近隣に水が飛んで迷惑がかからにような位置にスプリンクラーを設置すること!
③工場事務所の窓や来客者用駐車場に水がかからないようノズルの散水角度を調節すること!
といった点です。

更に施主から工事するにあたって、芝生管理を効率よくしたいということと、散水設備は余り目立たないようにしてほしいとの要望もあり、水が流れないときは芝生のレベルまで下がって見えないノズルが、水が流れると立ち上がって散水するポップアップ式スプリンクラーの導入となりました。
但し工場入口付近に作られた低木花壇には点滴式潅水ホースを布設。潅水ホースは根元にピンポイントで水が浸み込みますし、根元なので目立ちにくいので導入となりました。
このように芝生や低木など植栽に応じ、また現場条件に合った潅水設備を設計施工するように心がけています。

施工して1ヶ月ほど経って、現場に様子を見にいくと夏日が続いて植物も弱り気味の状態が続いていたにもかかわらず、芝生は青々とし低木(サツキ)も活き活きとしていました。
暑くなる季節にこれから向かっていくなか、自動潅水設備の効果が十分あることを実感した次第です!


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