3月弥生花見月


2017年3月1日

今日から3月です。
心なしか、植え込まれたハボタンを見ると、少し時間の経過を感じます。
ただ、ハボタン(特にミニタイプ)は、縦方向にどんどん伸びて、菜の花のような
花が咲いて、すっかりイメージチェンジしていきます。それはそれで可愛いです。

それでもやはり、「色」には季節感が欲しいところです。
冬場のはっきりした色合いより、葉色も花もふんわりした淡い色に目が向かいます。
仕入れの花も、明るい色目のものが増えました。

フリフリヘデラのキューリーロックはこの季節に良く合います。

ラナンキュラスとルピナスの旬な季節です。隙間に変り咲きチューリップが植え込まれています。

最近、持病のリウマチが悪化してしまったので、なかなかやりたいことが
できません。気持ちがあるのに、できないことがたくさんになるというのは
多分、歳を取ったときと同じ状況だろうなあと思います。
この病気の悔しいところは、痛みを抑えてしまえば、少々のことはできてしまうのです。
でもそれは病気が治ったこととは違うので、調子に乗ると後日症状が一気に悪化して
しまうのです。昔も今も治す薬はありませんが、以前は単純に痛みを止めていたのを
今は、少し関節の破壊を先延ばしするというか、悪化する方向への時間稼ぎができる
ようになりました。ただ、イメージとしては、やはり下向き一方通行の感は否めません。
しかも油断(無理)すると、下方向へ一気に動きます。
今年度は、私にとっては悪化した1年でした。前半は現場作業でも十分がんばれた
のですが、そのかわり後半それが仇になってしまい薬もきつくなり、痛みも強くなり、
できないことも増えました。

やりたいことがたくさんある私には、悔しいところですが。おとなしい生活を送らなければ
なりません。私には結構難しいですが、そういう病気になったことを最大限生かす?ことを
目指します。不自由になってよかったことは、自分の背負い込みを減らすきっかけになったこと。
周りがとても頼もしく思えることなどなど。です。

きっと二つ良いことも二つ悪いことも無いはずです。
3月は「花見月」です。せかせかと花を植えるだけではなく、花もお雛様も愛でる時間を
楽しんでみたいです。

木を大切にする伝統工法の大工さんとお仕事している友人から送ってもらった画像です。もちろん雛台は本材。桜と敷物は古布を使った手作りだそうです。

 


ページトップへ