怒涛の日々


2014年6月12日

ついに1年で一番バタバタする日々がやってきました。
このところ、花と雑草に、『数千個』や『t(トン)』単位で関わっています。
街中の公園や中央分離帯などで剪定や除草作業が始まる季節です。
遠くで姿は見えなくても「ブーン・・・」と言う音を聴けば、音の種類で
肩掛け式草刈り機か、チェーンソウか。大抵同業の方の作業音です。
多分一般の方でも気づかれる方と、気づかれない方がおられるでしょうが、
雑草地が、きれいに(すぐに伸びてくるのですが)なってきています。
私たちのように草と格闘することが多いと、お庭のリフォームなどでご相談を
お受けするときは、この『雑草対策』に結構重きを置いています。
どんなに素敵なデザインも草に埋もれては、値打ちが無くなるからです。
結局最近土の無い、家が増えたのもこの所以ですが。
心地よい緑のある暮らしには程よい、バランスが必要になります。

今年は、とにかく草がやたらに多く、勢いがあります。
もちろん雑草に限らず、植物全般が今のところとても元気です。
残念ながら人間は自分たちにとって『益』か『害』かで、植物も(虫も)
分けてしまいますので、喜んでばかりいられません。

(もう少し可愛げあがってきれいな花でも咲けば・・・)雑草も大事に
されるのかもしれませんが。きれいな花を作るのは植物にとって
『省エネ』ではないようです。結局、無駄なく子孫を残すために繁殖力の高い、
早く種ができるような単純な構造の花を作っています。
それに引き替え、園芸種の花は、人の手によって選抜され、改良され
『見た目命』の生き物です。市場には目新しい植物があふれています。
品種もさることながら、生産農家の方たちが、丹精込めて育て上げ
苗のときから人目を引く花がついています。
たくさんの花の中でも、丈夫で暑さに強く、繁殖力もそこそこ・・・となると
ある程度種類は絞られてきます。

除草作業と並行に、昨日と今日で2500株の植え込みですが、来週は
6000株ほどです。
黒いポリポットが戦利品のように山のように残っていく風景が続きます。

ヨーイドン!


2014年6月6日

子どものころからかけっこのピストル音が苦手でした。
耳をふさいで聞き終わって走り出すのでいつもビリの方でした。
スタートダッシュが良かろうが悪かろうが、ゴールに向かって
走り出さなければいけないことに変わりはありません。

先月の末あたりから、ドーンと言う合図の音は確かに出ました。
今年度、いろんな作業がスタートし始めました。
お客様の顔がはっきりしている民間の仕事にしても。
少し間接的な公共の仕事にしても。
自分たちの目指す方向は同じだと信じて進むしかありません。
今年度、公共の仕事の中でこれまでにない経験をします。
それは、ボランティアの方たちとの競合?です。
駅前のプランターに花を植え込む作業に関わるのですが、ある駅は私たち、
ある駅はボランティアの方たちが植えるというようにエリアが
分かれるのです。もちろん、水をやるのはすべて私たちですが。

ボランティアを指導される協会の担当の方に「競争しましょか?」と
ジョーク交じりに言われ、結構プレッシャーでした。
実際に、下見に行くと、みなさん思いを込めてきれいに管理しておられました。
いつかこんな機会があるだろうなあと思っていました。
(ううむ。これで食べている私たちプロの、プロたるゆえんを出さなければ・・・)
と結構眠れぬ夜が続きます。

ここはやはり、先日東京で研修を受けた、「町の緑花」について学んだことを生かして、
臨んでみたいところです。
コンテナガーデニングマスターとしての初仕事に少し熱くなっている今日この頃です。

今年度も路面電車沿いの緑地管理の仕事と関われました。
ランドケアのS社長と新人のUさんで、昨日は前さばきの作業でした。
今日から本格的な作業に入ります。

 


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