雨の月曜日


2014年5月26日

作業が煮詰まっているときは別ですが。神経が高ぶっているときに
雨の日を挟むと何か心が落ち着きます。
この一ヶ月余り、実質の新年度の始まりのように。世間の花の宴が
終了の後に、植物の管理の仕事が始動し始めました。

身を潜めていた害虫。小さかった雑草。花にエネルギーをとられていた枝葉も。
あっという間に、植物本来の野生の姿、つまり生きるための生育(葉・茎・根)競争が
始まりました。もちろんそんな植物を餌とする害虫たちも美味しい食材が増えたので
これもまたしっかり食べて、成虫を目指す成長の季節です。

薬剤散布や、そろそろ始まる除草作業。整枝剪定などなど。人間に都合の良いように
植物をコントロールし始めなければ、あっという間に植物の勢いに負けてしまいます。
加えて、季節の花の入れ替えなどの作業も続きます。
私たちの仕事は、いつも先を見越して作業をするので、日が飛ぶように過ぎていきます。
それをわずらわしいこととして植物から離れた生活を望む方。
またわずらわしさも含めて植物と共に暮らす方。
人それぞれの価値観も時代の変化と一緒に変りつつありますが、やはり私は
植物と関わって暮らすことが喜びの一つだと思っています。

雨音を聞きながら、心のどこかに来るべき怒涛の日々に備えるひとときです。

雨の敷地内にて


理科の先生をしている友人から「試験管洗いに似た花は何?」と尋ねられました。
街中で目につくことが多くなったブラシの木(金宝樹)です

 

ラズベリーとジュンーンベリーが色づき始めました。どちらも初夏の緑に生える実の色です。


昨年は「カーテン」だけに終わってしまいましたが、今年は収穫を目指すゴーヤです。


ダリア「黒蝶」です。濃く、大きな花は雨の中でも凛としています。 


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