霜月もあとわずか


2011年11月27日

11月は入り口と出口で、季節の違いを強く感じます。
今月は、リフォームの工事が2件と、季節の作業の剪定除草と、
それに植え込みや、土作りなど。現場がバラバラに分かれることが
多かったです。
その合間を縫って、月初めに私は、大阪北東部のK市のA小学校の
園芸委員会の花壇管理のゲストティーチャーとして伺いました。
実は、そこは私が社会人としてスタートした小学校でした。
当時の先輩であるN先生の紹介で、なつかしい思いをさせて頂きました。
タイプスリップしたようでしたが、教室のそばの樹木がいつの間にか
大木に育っているのを見ると、30年の経過を感じました。
当時やはりお世話になったY先生も退職前に赴任しておられ、
軽トラックを誘導してくださったので迷子にならずにすみました。
髪の毛が白くなっても雰囲気はみな当時の『青年』のままです。
最近の小学校は各教室に、モニターがあって、パワーポイントを使って
説明できます。大学生や一般の方への内容を小学生向けに改変して、
土の話を中心に植物の話をしました。とても楽しかったです。
特に、昔自分のやっていたことが、30年を経過して今やっている
こととつながりを持つということが嬉しくて、あっと言う間の1時間でした。
先生方も一緒に参加してくださったので植え込み作業も無事に終了できました。
興味がわいたのか、5年生の男の子が友達に「今日一緒に苗を買いに行こうぜ」
と『にわかガーデナー』になっていたのが微笑ましかったです。
その資料も、生かして、月半ばには、大阪市内でD社主宰の第2回の寄せ植え
講習会に参加させていただきました。こちらは、単なる園芸だけではなく
土壌改良の話や特殊な土木工事の土の話を中心にしました。
二度目の方や、初めての方も含め。みなさんとても熱心でした。また事前準備が
行き届き、事務局のD社のAさん中心に、社員の方も役員の方々も
とても段取りが良く、雨が降り出す前にみな颯爽と作品を持ち帰られました。
リフォーム組は、『子育て中のお庭』をコンセプトに少しでもお庭の管理の省力化を
目指して完成です。もう1軒のお客様の方は、養生を含めながらの作業なのでまだ完成
していませんが。気分一新の状態で年越しになりそうです。
男性陣ががんばっています。
まだまだこなしていくこともたくさんありますが、あっという間に
年の瀬を迎えそうです。

造園屋の不覚


2011年11月13日

と言うより、私の「無知」ですが・・・
実はこの1ヶ月あまり不調でした。検査を受けても原因は分からず。
同時進行で、チクリと刺すような痛みと腫れ物が出ていました。
その痛みがハチに刺されたようなので、そうだと思い込んでいたら、だんだん
チャドクガに刺されたような感じになってきたので、(そうだったのだ)と
思っていたら・・・
要するに、どの痛みも、身に覚えのあるチクリチクリと「刺すような」
感触でした。それをてっきり「刺された」と、適当に塗り薬を使っているうちに
ひどくなってきました。それでついに皮膚科を訪れました。
一瞥するなり、先生は「これは虫ではない。『帯状ヘルペス』というものです。
しかしあなたはここへ来るのが遅すぎる」と、言われました。
他科での診断で分からなかった不調の症状も予兆だったと。
説明を聞けば、ヘルペスというのは、私が50年も前にかかった
水疱瘡の菌が今頃になって体内で暴れている結果だというのです。
「特効薬はあるのだが、この状態で効果があるのか難しい」と
言われました。ひとまず、『病気』だと知って、
「日常はどんなことに気をつけたら良いですか」と尋ねると、
「疲れないことです」とあっさり言われました。
帰り道すがら、(こんな時勢で「疲れない」生活ができるようになるなら、
二度とヘルペスにはかかるはずがない。しかしもう一回かかるかな)など、
あれこれ思い。雑草でも、10年後に発芽することを驚いていたのに
半世紀もたってなお、発芽?する、菌のしぶとさに唖然です。
発芽と言う言葉でつい、除草の鉄則であった初期対応を連想しました。
若葉が出たときにすぐに散布すれば、少量の薬剤で雑草を撲滅できます。
でも、時期を逃して、大きく育って種もでき、枯れかけのときに
除草剤を散布しても効果が出ないのと同じ事を私はやってしまったようです。
思わず、水疱瘡が「ミズボウ草」に変換されて、やっかいな草原が浮かびました。

センスオブワンダー


2011年11月3日

というのは、以前「今月の花」担当のハナミズキさんが書いてくれた言葉です。
「沈黙の春」で有名なレイチェルカーソンさんの著書の題名でもあります。
それは、自然の神秘や驚きを知る感性というのでしょうか。
さしずめ「Mr.センスオブワンダー」とお呼びしたいのが
うちのK専務です。
今回、身近な場所で、稀少な植物種を見つけられました。
それが、泉北コミュニティという地元のタウン誌に掲載されました。画像はクリックすると大きくなります。『泉北コミュニティ11月3日1704号より』
実は、そのオニバスの池は私の生活圏の近くでもあります。
何度か自転車で横を通ったこともあるのに、「見れども見えず」でした。
やはり、自然観察も「センス」がものを言いそうです。
記事より詳しく、「Dr.カーバチ」に報告されています。
画像がなかなか興味深いです。
そして、「センスオブワンダー」を大切にしているハナミズキさんの
「今月の花」の今回は「京都」です。秋の京都は行けそうでなかなか
行けない場所です、今回は、あの有名な建築物です。
私はまだ行ったことが無いのでうらやましいです。
また題字がモネの絵の雰囲気から画像に変わります。
合わせてご覧下さい。

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