祗園精舎の鐘の声・・・


2011年6月22日

とても蒸し暑い一日でした。
作業は無事に終了しました。
私はすっかりバテテしまいました。
助っ人の、私より随分先輩の方に「社長さん、おいくつ?」
「アラ、若いのね!」と言われ、改めて年齢というのは
相対的なものだと知りました。
本当に頭が下がるほどの頑張りです。同時に自分の不甲斐なさを
感じます。
ピーンと張った弦が突然緩むように、なんだか虚脱感です。
植物相手の仕事をしていて、楽しいことに「変化」を
挙げていたことがありますが。
実は、それと同時に、成し遂げてもいずれ枯れる
「無常感」も大きいのです。
いろんな意味で、ちょっと疲れてしまって早めに
帰宅したら、玄関先に、義姉が届けてくれた
フキの束などの野菜の差し入れがありました。
出始めの頃から頂いて、香りを満喫して、
たぶんこれが最終のものかもしれません。
葉を落とし、塩をすり込んで、ぐらぐらのお鍋でサッとゆでて
皮むきです。好きな音楽をBGMにかけて。
少しずつ、何者でもない素の自分に戻っていきます。
何も迷わず、何も思い煩わず、ひたすら筋を取る作業は
心地良ささえ感じました。
このところ視界に入っていただけだった我が家の庭を、
ゆっくり眺めていると、今朝主人が、
「庭にアレが咲いてるぞ」と言っていたヒメシャラの花が一輪、
どんよりとした空気の中で凛として咲いていました。

花だらけ


2011年6月21日

植え込みの時期です。
今日は昨日に引き続き、公園花壇の植え込み作業でした。
13700株のうち、昨日植え込んだ1600株を除いて、
半分の6000株近くを植え込みました。
一面の花苗がいつの間にか、黒いポットの塊と、トレーの
山に変わっていきます。それにつれて花壇が花で埋まっていきます。
花苗の植え込みは、眼で見てわかりやすく結果が出ます。
設計で、種類と数は決まっていますが、植える箇所が分かれ
色指定はありません。デザインを考えながら色と数を組み合わせて
いくのはちょっとパズルを解くような面白さがあります。
昨日は、雨の中の作業でした。私たちの仕事は、天気に左右されます。
基本的には、雨の中の作業は能率も下がりますし、木の上での剪定は
危険も伴いますし、仕上げも美しくならないので、行いません。
例外として、植え込み作業の場合は行う場合があります。
もちろん降り方の程度によります。
また土質によっては、水と混じると、壁土のように、後で、固まって
しまう場合もあるので、できない場合もあります。
雨の中の作業は、動いている間はさほどでもないのですが、終わってから
体温が低下して、体がだるくなってしまいます。やはり避けたいところです。
それでも、昨日予定を消化していたので、今日の続きの作業はとても快調でした。
昨日の低温とは逆に、今度は息苦しいほど暑かったのには閉口でしたが。
休憩時、木陰の風がとても心地よく感じました。日陰と日向の温度の違いは見事です。
この夏、いかに自分の居る場所にあたる直射日光をさえぎるかと
いうことが、電力対策につながることでしょう。
戻ってからは明日の作業の準備です。
敷地内に置いてある6000株の苗は結構スペースを取ります。
足の踏み場というか車の動きが取れません。来訪者の車などと
混在して、マイカーを出せなくなったK専務は、
楽しみにしていた会合に出席できなくなって気落ちしていました。
作業車の動線確保と、明日の積み込みをS部長やItさん、Mさんたちと
終えたのは7時近くでした。
明日も天気が持ちこたえ、しかもしのぎよければ有難いです。

夏が来る・・・・


2011年6月17日

と思わせるような、湿度の高い、ちょっと息苦しい日でした。
今日は分譲地の空き区画(1700?ほど)の除草作業でした。
一日で終了させる予定が、雨で分断されてしまいました。
前半は前倒し、後半は後ろへずれました。
この時期、草も生き生きと生長し、その群落の中に、ムカデもたくさんいるのです。
ホタルが現れ始めて季節を感じるのと少し、趣が違いますが、
やはりこれも「季節」です。
幸い私はまだ噛まれたことがありませんが、先日の前倒し作業中に、
スタッフのA子さんが、ズボンの裾から入ったムカデに4箇所ほど
噛まれました。山育ちのA子さんは子供のころから何度か噛まれたことが
あったのですが、それでも大事を取って病院に行きました。
A子さんが戦列を離れた後、残った人間で、予想の3倍になってしまった
刈り草を2t車に積み上げました。
オーバーしたのはムカデの住みつく、根元の分解しかかった雑草まで
撤去したからです。
枝葉も草も、比重は軽いのですが、押し込めないとすぐに2t車が
満杯になってしまいます。
草も相当な量になると重く、積み上げるのも、労力がかかります。
一気に押し上げると、積み込む場所に偏りが出るので、荷台に上がって
トランポリンよろしく体重をかけて踏み込んでいきます。
枝葉も草も意外に反発して、本当に、体が跳ねます。
目撃したわけではありませんが、道路脇の剪定作業で、
積み込み作業の際に、体がバウンドしすぎて、道路に跳ね落ちた
方もおられるそうです。
今日は、前半刈り手で孤軍奮闘だったS部長に、午後から別現場終了後
合流したK専務やItさんも加わり無事に作業を終えました。
まだまだ真夏に比べたら序の口の気温でしたが、
昨年の熱中症の恐怖?がチラリと頭を掠めた一日でした。

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