楽しめるお庭つくりを


2007年10月24日

暑い夏もすっかり秋になって、花の植え替えをしたくなる季節になりました。
店先できれいな花を見ると、ついついいろんな種類のものを買ってしまいます。
持ち帰って「とりあえず」の場所に植えているうちにだんだん収拾がつかなくなって
雑然としたお庭になってしまいます。
広さがあると草抜きも植え込みも手間がたくさんかかってしまいます。
自分のできる範囲で楽しみたい。できれば管理が楽。
というご希望が最近は多いようです。
先日、玄関前の花壇をリフォームしたTさんもそうでした。
お嬢様はガーデニングが好きだけれど、忙しい。
そこで以下のご提案をしました。
・ 除草対策に裸地は避ける→木の根元にタマリュウ
・ ロックガーデン風にして、石と石の間に植える→枯れたものを撤去しても見栄えがする
・ 宿根のものや、匍匐性のものを入れて背景を作る→植え替えしない
・ ポイントを絞って1年草のものを植え込む
・ レンガでコンテナの置き台を作って、寄せ植えなどで季節感を出す
緑のベースだけ作って後は自分で植える楽しみを残すというものでした。
上の写真が施工前で、下が施工後です。


施工前

使っていない大きなコンテナやトレリスも利用します


施工後
コンテナには季節の寄せ植えを。トレリスにはアイビーを絡ませて、スクリーンに

お嬢様がさっそく、置き台にハロウィーンの置物を置かれました。
ちょっとした季節のディスプレイも楽しめます。
明日は、近々行うウッドデッキの張替え作業準備に追われていたK専務も、S部長と、近くの公園の市民グループの方の圃場の自動潅水設置作業。T部長は大道筋の作業、私は宝塚のお庭つくりの準備です。

うれしいお話


2007年10月14日

先日、ちょうど1年前にお庭を作らせていただいたMさんが来られました。
Mさんのお庭はとても広く、ほとんどの面積が芝生でした。
20年以上を芝生の除草に明け暮れて、少々疲れたので、24?ほどの
平面部分を自分専用の草花を植えるお庭にして欲しいというご要望でした。
ただし、手間隙のかかるお庭は困るということでした。
施工例にも取り上げさせていただいたように
見た目すっきりと、手間をかけないような仕上がりにしました。
植え込んだ苗がその後どうなったのか気になっていました。
それでご本人にその後のお庭を伺いました。
「芝生のときと違ってとても楽でした!
花のきれいな時期はもううっとりと眺めて。
白のカンパニューラは何回も部屋に飾りました。
アカンサスの花も見事で、お隣の方に名前を聞かれました。
コンテナだけでも結構季節の花を入れ替えて楽しめましたよ。」
その後、ご自分で植え込まれた花壇の色合いも見せたかった
と言われました。
手がけたお庭をお客様が楽しんでおられるご様子を聞くのは
とても嬉しく私たちの励みになります。
もちろん、Mさんの根気や勉強熱心さ、草花へのいつくしみには頭が下がります。
「一番の盛りのときは眺めるだけだったので。
ちょっと時期は外していますが。」と
貴重な画像も頂きました。


お庭全景

カンパニューラ、ジギタリス他

そろそろ春の準備に、切花用の苗をお探しでした。
丈夫で、ボリュームがあり、切花を楽しめる苗を
ご提案するつもりです。

週明けは堺から宝塚に引っ越された施主様のお庭作りの準備です。
基盤の土は表土が剥ぎ取られた状態なので、有機質も無く、客土が必要です。
とてもモダンな建物なのでそれに合うお庭をつくりたいところです

金木犀の香りがあちらこちらで漂います。


2007年10月9日

一雨ごとに秋が深まってきました。
今日はT部長とKさんがいつものように大道の作業に朝早くから向かいました。
午前中はちょうど1週間前に総動員で植えたコスモスの苗の
曲がり苗の交換などの補植作業を行い、K専務も応援しました。
先週の気温が嘘のようです。
「秋まきは一日でも早く」といわれるほど、この時期の気温の変化や
日照時間の変化は植物の生長には影響を与えます。
今回のコスモスは種を播いてからおよそ50日〜60日で開花する品種です。
8月24日に播いたので、来週あたりから花が目立ち始めるはずです。
コスモスの花は花茎が立ち上がってつぼみができても、
花びらが開くところまで時間がかかります。10日ほどかかるようです。
たくさんのつぼみが上がっていますが、
まだコスモス満開の畑には時間がかかりそうです。
種から育てた3000株のコスモスを植え込んだ先週の工事の様子です。
工事責任者はT部長でした。前日から耕して、保水材を混合しました。

写真1

長さ198m、幅1mの長方形内に、平米あたり30個の苗を植える積算です。
そのためには20cmずつの幅にチドリで6個の株が入ります。
ずれないように、中央の線を引いて、目安の目盛りを元に、
電車に気をつけながら、T部長がリズミカルに植え込んで行きます。
あっという間にA子さんやKさんが抜いていった
空の黒いポットの山ができます。

写真2

植えた後は、まだ茎の柔らかな苗のために優しい水遣りをします。
通常のホース口では水圧が高いので、蓮口の業務用を使って霧状の水を噴霧。
水を手元で止められるように金具をつけてもらいました。
少しでも水圧を下げるために、口は上向きです。

写真3

この花壇にコスモスの花がたくさん咲き始めた頃またここでご披露いたします。


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