ふんばりどころ


2007年6月15日

連日エコ・ワークスではみな現場作業が続いています。
堺市の仕事に加えて、潅水の工事、剪定作業などなど。もちろん仕事のあるのはありがたいことです。
ただ肉体労働が続いているので厳しいです。
潅水工事のメイン作業は配管など「穴を掘る」作業です。
これなど完璧な力仕事ですので非常に体力的にはきついです。
特に雨の中、固い土、炎天下は歯を食いしばってしなければなりません。
後、配管の接続も力の要る仕事です。樹脂で溶かしてくっつけるのですが、固まるまでパイプとパイプを思いきりの力で接着します。ときに古いものの修理では土の中に埋もれた状態でやりづらい姿勢で作業します。ホースの撤去や、敷設作業は植え込みの中をジャングル探検のように潜り込んでいかなければなりません。毛虫のついた茂みにもぐり込み、時に子供がおしっこをしているような場所(先日の現場でしたが)もなんのその、で進みます。
みな服はドロドロです。普段デスクワークもあるのでその落差の激しいこと

さて今日は大道筋沿いの立体花壇(長さ19m)の7箇所の植え込みです。
用意した2500株ほどの苗をそれぞれの花壇のデザインに合わせて昨日振り分けました。
うちの強みは敷地が広いので実物大に苗を移動させてデザインを試せることです。
そのために40個の苗の入ったトレー(70個あまり)を持ち上げて移動させます。これも結構力仕事で、昨日は土砂降りの中スタッフもずぶぬれで作業しました。
色使い、植物の高さや特性、メンテ、数、などなど制約の中で美しく組み合わせるのは時間がかかります。それでもこの部分がうちと他との差を出せる部分ですのでやりがいがあるのでつい力が入ります。
とまあ、格好の良いことを言っていますが、このところ絶不調です。
私だけではなくみな疲労蓄積気味です。でも初めて公道でうちがデビューする仕事です。
たくさんの人にきれいな景色を見てもらうぞ!という意気込みだけが今私の身体を動かしています。
いよいよ今日から始まります。

荒れ模様の天気の週末


2007年6月10日

昨日種を蒔いた翌日にたっぷりすぎるほどの雨が降りました。
午後からS部長と二人で民間の屋上緑地の造園工事の営業に行きました。
以前造園・灌水工事をしたマンションの管理会社の方がS部長に声をかけてくださったのです。
高級感のある賃貸マンションの4階フロアーにある緑地の植栽が枯れることが多く見苦しいので何か提案をということでした。自動灌水も設置しているのに枯れる箇所があるというのも管理会社の担当の方の悩みの種でした。


先日、K専務とS部長が直接マンションのオーナーの施主様に話を伺いました。
屋上緑化は水管理がポイントです。だから自動灌水は重要な役割を果たしますが、
せっかくの水も、「水持ちの悪い」土では植物に十分生かされません。
市販の高分子ポリマーの保水材は10kgで2万円以上もする高級品です。
(実は今やっている公共の仕事の設計書に入っています.)
樹種の変更も含めて、土壌の改良でもっと安価で保水効果を出せないかという工夫を盛り込んだご提案です。

民間のお仕事はいわゆる内容にしばられた仕様発注ではなく、目的を重視した性能発注なのでいろいろ工夫する余地があるところがありがたいです。
今日はこちらで作ったイメージ図と二案の見積もりを、間に入って下さるマンションの管理会社にご説明に上がりました。これまで枯れるたびに管理責任を問われていたので、植栽が生き生きとするプランは大歓迎だと言われました。
来週正式に施主様にアポイントを取って伺う予定です。
阪堺線の方はT部長と、Sさんが前半はマーガレット花壇の仕上げと除草に入りました。
除草は予想以上に人力がかかりそうです。
美しく、安全に、作業負担を少なく、しかも安く―公共の仕事を仕上げていくのはなかなか難しい課題です。

本日の作業


2007年6月8日

今日も昨日に引き続き、大道筋沿いの緑地の作業でした。
メインの仕事はマーガレットの花壇(40mほど)の剪定作業です。
マーガレットは花の終わった後にばっさり剪定してある程度の高さで育てていかないと、
どんどん伸びていきます。しかも根元の枝は木質化して見苦しくなり、形も悪くなって倒れやすくなります。格好良く維持するためには、思い切りの良い切り方が良いのです。
しかもある程度の見た目も必要です。
そのための剪定作業なのですが・・・庭にあるような一本や二本のマーガレットなら
チョキチョキと剪定バサミの散髪ですみますが、何せ数十メートルにわたるマーガレット群です。

★エンジン式チェーンソーや刈払い機を使うのですが、高さが低く、
曲線なので予想より手がかかってしまいました。
そんな花壇がもう一箇所あるのです。

作業中役所の担当の方が来られました。
今年初めての試みで道路のど真ん中にひまわり畑やコスモス畑やチューリップ畑を
作るのですが、ひまわりの種まきが遅れているので、縁だけでも
早くまいて欲しいとのことでした。外側と中側の種まきの時期を変えて様子も見たいと言われました。
何せ前例が無いので、試行錯誤の連続です。
急遽作業予定変更で、長い(50m)花壇のふちの草を抜いて、ならして、
一粒ずつ15cm〜20cm間隔でひまわりの種を蒔いて土を薄くかぶせる作業になりました。
除草にしても種まきにしても、ボリュームがあると作業というより、
一種の精神修養の雰囲気があります。ある程度イライラしたり焦ったりの時期を過ぎると、
淡々とした感じです。ちょっとした悟りの境地?です。短気な方にお勧めです!
鼻先をかすめるチンチン電車の風圧も、四車線を通過していく自動車の喧騒もしばし空になるような作業でした。ついでに体力も空っぽになって作業を終えました。
芽が出たらちょっと感動です。

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